2004年11月30日(火) 13時26分
「麻原は具合悪いふりも」 中川被告、被害者と接見(共同通信)
オウム真理教松本智津夫被告(49)=教祖名麻原彰晃=の主治医と言われた元幹部中川智正被告(42)が30日、接見に訪れた事件被害者の遺族に対し、松本被告の弁護団が公判停止を申し立てたことについて「彼は具合が悪いふりをできる人。本当はどうなのか、分からない」と話した。
接見したのは監禁致死事件で死亡した目黒公証役場事務長、仮谷清志さん=当時(68)=の長男実さん(44)。接見は二度目で、中川被告は清志さんが死亡した状況などを話した後、申し立てについて「法廷で寝ていると思っても、わたしが『教団はいいかげん』と証言すると急に起きる。彼が何を考えているのかは分からない」と語ったという。
実さんは「今回のようなケースであれば、(松本被告が)1審だけで死刑判決が確定しても誰もが納得するのでは。これ以上長引くのは被害者として納得できない」と憤りを述べた。
(共同通信) - 11月30日13時26分更新
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