2004年11月30日(火) 10時00分

映像配布、自営業者に有罪＝「ウィニー」利用、猶予刑−京都地裁（時事通信）

　インターネット上で不特定多数がファイルを共有できるソフト「Ｗｉｎｎｙ（ウィニー）」を使い、映画をダウンロードできるようにしたとして、著作権法違反（公衆送信権侵害）の罪に問われた群馬県高崎市、自営業井上義博被告（４２）の判決公判が３０日、京都地裁で開かれた。楢崎康英裁判長は懲役１年、執行猶予３年（求刑懲役１年）を言い渡した。
　井上被告は公判で「大変なことをしてしまった」と謝罪した。しかし、弁護側は最終弁論で、ソフト開発者の東大大学院特任教員金子勇被告（３４）＝同法違反ほう助罪で公判中＝を「確信犯だった」と指摘。「開発者の方が責任が重い」として井上被告の無罪を主張し、「有罪としても罰金が相当」とした。　

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041130-00000542-jij-soci