2004年11月29日(月) 19時25分
[経営戦略]平成電電がソフトバンクと日本テレコムを提訴、「おとくライン」の販売差し止め請求(BCN)
平成電電(佐藤賢治代表取締役)は11月29日、不正競争防止法に基づき、ソフトバンク
<9984> と日本テレコムを、同日付で東京地裁裁判所に提訴したと発表した。ソフトバンクに対しては営業秘密の開示行為の差し止め、また、日本テレコムには、12月1日からサービス開始される「おとくライン」の販売差し止めを求めている。
平成電電とソフトバンクの両社は、今年3月から5月下旬にかけて、平成電電の株式75%以上をソフトバンクに売却する方向で交渉を進めていた。今回の訴訟は、その交渉過程において、ソフトバンクが取得した平成電電の電話サービス「CHOKKA(チョッカ)」関連の営業秘密を、日本テレコムに開示したことが、秘密保持契約に反しているというのが理由。
日本テレコムの「おとくライン」サービスは、「(チョッカの)秘密情報がなければ始めることはできないため、不正競争防止法の営業秘密の転得使用行為に該当する」(佐藤代表取締役)として、日本テレコムに対し「おとくライン」の販売差し止めにも至った。
「チョッカ」は、平成電電が03年11月から開始したNTTの基本料金がいらない直収入電話サービス。現在の加入者数は約4万回線。同サービスの売上高は「全売上高の5%未満」(佐藤代表取締役)という。
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