2004年11月29日(月) 21時54分

Vine Linux 3.1リリース - 各種不具合やセキュリティ問題の修正が中心（MYCOM PC WEB）

Project Vineは、日本の個人ユーザを中心に厚い支持層を持つLinuxディストリビューションの最新版「Vine Linux 3.1」をリリースした。8月に公開されたVine Linux 3.0のマイナーバージョンアップ版であり、不具合やセキュリティ問題が確認されたパッケージが更新されている。対象プラットフォームはIntel x86とPowerPCの2種類、aptを利用した3.0からのアップグレードにも対応する。

Vine Linux 3.1のリリースにあわせ、ハンコムリナックスから商用版の「Vine Linux 3.1CR」が発売された。商用版はVine Linux 3.1をベースに、かな漢字変換エンジン「VJE-Delta 3.0」、リコー LX明朝やダイナウェア DFP中太楷書など数種類の日本語TrueTypeフォントが追加されている。人気のオープンソースベースのオフィススイート「OpenOffice.org」やネットワーククライアント「Ximian Evolution」など、多くのアドオンパッケージを収録したVinePlus CDも添付される。

今回のマイナーバージョンアップでは、カーネルがv2.4.26からv2.4.27へと更新されたほか、テキストインストーラのバグなど不具合が修正された。Vine Linux 3.0のリリース以降に確認されたセキュリティ問題についても、11月初旬までに発見されたものについては各パッケージに反映されている。

(海上忍)

Vine Linux 3.0リリース - シリアルATAに対応、X.Org X11・CUPSも採用
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/08/03/006.html

充実の日本語環境「Vine Linux 3.1CR」予約受付開始 - PowerPC版も収録
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/10/25/010.html

HANCOM LINUX
http://www.hancom.co.jp/

Vine Linux
http://vinelinux.org/

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041130-00000093-myc-sci