2004年11月29日(月) 00時20分
BSE対策の牛全頭検査アンケート、全問正解者は8%(読売新聞)
日本フードサービス協会は、BSE(牛海綿状脳症)対策で行った牛の全頭検査に関するアンケートの結果を発表した。
全問正解した人は全体の8%にとどまっており、同協会は、「全頭検査=安全・安心と信じている人が多いが、検査の中身は理解されていない。政府は、検査の役割や効果を広く伝えるべきだ」としている。
アンケートでは、300人の回答者のうち80・3%が全頭検査が国内で実施されていることを知っていた。しかし、検査対象は、「生きているすべての牛」と間違えた人が69・7%に上り、「食肉処理や病気などで死亡したすべての牛」と正しく答えた人は30・3%だった。
また、検査部位を「脳」と正しく答えた人は28・7%で、検査の目的・内容を「解体した牛の脳の一部組織に異常プリオンがあるかどうか調べる」と正答した人は19・7%だった。
(読売新聞) - 11月29日0時20分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041128-00000414-yom-bus_all