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オウム真理教(アーレフに改称)の元代表・松本智津夫(麻原彰晃)被告(49)=一審死刑・控訴中=の弁護人が29日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見し、10月末に被告の心身の状態について鑑定を請求するとともに公判手続きの停止を申し立てたことを明らかにした。接見に訪れた弁護人や子供の呼びかけに一切反応しない状態が続いているが、東京拘置所が照会に応じないために健康状態は不明という。
2月の一審判決の後、2人の弁護士が松本被告の私選弁護人に選任された。東京拘置所に収容されている松本被告は当初弁護士の接見を拒んでいたが、7月末になって接見室に現れるようになった。しかし、問いかけには無反応で、時折意味不明の声を発する以外はほとんど無言だという。
弁護人の要請で接見した精神科医は「正常でない様子を演じている可能性はあるが、脳に何らかの疾患があることも考えられる」との所見を示した。親族の前でも同じ状態で、子供は「お父さんは人形みたいだ」と印象を漏らしたという。
弁護人は、被告が公判を続けられるかを見極める資料にするため、鑑定を請求したという。
(11/29 20:25)