2004年11月29日(月) 19時00分
公判停止を申し立て オウム松本被告の弁護団(共同通信)
オウム真理教松本智津夫被告(49)=教祖名麻原彰晃=の弁護団が29日、東京都内で記者会見し「松本被告には、裁判を継続する能力に問題がある」として、公判停止を申し立てたことを明らかにした。
弁護団によると、弁護人は7月以降、30回以上松本被告と接見したが、話し掛けても何も反応がない状態。弁護団の要請で接見した精神科医は「『脳疾患』『長期の身柄拘束による精神障害』『詐病』『修業での沈黙』のいずれかの可能性があり、詳しい鑑定をするべきだ」とする意見書を東京高裁に提出した。
弁護団の松井武弁護士は「疾患の有無をはっきりさせず、治療もしないでこのまま控訴審を進めるのは疑問がある」と話している。
(共同通信) - 11月29日19時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041129-00000173-kyodo-soci