2004年11月29日(月) 16時10分
高校生らに通帳つくらせ譲渡 八幡署 詐欺容疑で2人逮捕(京都新聞)
架空請求業者など他人に譲渡する目的で、預金口座を開き金融機関から通帳やカードを大量にだましとったとして、八幡署は29日、詐欺の疑いで京都府八幡市男山、会社員御牧望容疑者(21)と枚方市釈尊寺、会社員梶本浩司容疑者(22)を逮捕した。2人は、同市内の大学生や高校生ら7人に各金融機関で通帳を次々と作らせたともいい、同署は100通以上の通帳が架空請求業者などに流れていたとみて追及する。
調べでは、2人は、市内の無職の男(21)らに今年5月19日から7月27日までに、八幡市や大阪府枚方市の6つの金融機関で、他人に譲渡する目的でに8の預金口座を作らせ、通帳とカードを金融機関からだまし取った疑い。
2人が詐取した口座には8月13日、宇治市の女性(42)が「電子消費料金未納分請求最終通告書」などと称した架空請求はがきを送付してきた東京都内の債権回収業者を名乗る相手に対し、通信販売購入の未納分に対する示談金名目で約39万円を振り込んだという。このほか、同署は、岐阜県や愛媛県などからの複数の入金被害を確認。振り込まれた金は、東京都内のATM(現金自動預払機)で即日引き出されているといい、御牧容疑者らが架空請求業者に通帳やカードを流していたとみて調べている。
高校生らの口座開設や不審な入金が相次いだことから、金融機関から同署に届け出があり、捜査していた。
(京都新聞) - 11月29日16時10分更新
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