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26日午前11時ごろ、横浜市港北区の主婦(63)宅に娘を装った女から「ママ、大変なことをしてしまった。医療ミスで人を死なせた」と泣き声で電話があった。続いて、病院長を名乗る男が主婦の娘(34)の実名を挙げ「娘さんが薬の投薬量を間違えて人を死なせてしまった。遺族を承知させるには示談しなければならない」などと言い、夫(73)の携帯電話番号を尋ねた。夫にも同様の電話があり、男は「示談金600万円が必要だ。院長の責任として半分の300万円を払うので残り300万円を用意して」と言い、銀行口座番号を伝えた。
夫婦は、医師をしている娘の携帯電話がつながらないことから、男の言葉を信じ、同日午後0時半、指定の口座に3回にわたり現金計300万円を振り込んだ。同日夕に娘からの電話があり、だまされたことに気付き、港北署へ届け出た。【木村光則】
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/news/20041128ddlk14040141000c.html