2004年11月27日(土) 00時00分
県内19施設 法抵触の恐れ/温泉偽装(朝日新聞・)
入浴剤や水道水を使いながら「温泉」を名乗る施設が全国で見つかった問題で、県内でも8市4町の19施設で景品表示法に抵触する可能性があることが、県の調査で分かった。県は「悪質な偽装ではないが、誤解を与える可能性がある」として改善を指導。19施設とも表示などを変える方針だという。
県県民生活課などによると、旅館や公衆浴場など5施設が、水道水などを使いながら、泉質や効能を表示したり、看板や壁に温泉マークを使ったりして、天然温泉であるかのような表示をしていた。また、わき水を沸かしている旅館1軒が屋号に「温泉」を使っていた。
「トロン温泉」や「光明石温泉」など、水道水や井戸水を鉱石で加温している18施設のうち、13施設が看板やパンフレットで天然温泉と誤解されるような表示をしていた。公正取引委員会が「望ましくない」との見解を示しているため、県は水道水などを使っていることを分かりやすく表示するよう指導した。
19施設とも指導を受け入れ、改善する方針を示しているという。調査対象は、8月のアンケートで不当表示の可能性があったり、回答しなかったりした76施設。うその回答をした場合、違反は分からないという。
(11/27)
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news02.asp?kiji=4755
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