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小貫検事正は、イギリスなどヨーロッパ諸国で裁判への国民参加が進んできた歴史を紹介。日本でも戦前の一時期、陪審員制度が採用されていた例を挙げ「プロの法律家は、殺人ならだいたい懲役十年、と職業病的に思いこんでしまうことがある。そこに国民感覚のチェックが入れば」と、法律の素人が裁判に加わる意義を分かりやすく説いていた。また、質疑応答では、制度開始までに国民の理解を深める方法を問われると「検事や裁判官、弁護士が役者となり、各地で模擬裁判を行うのもよい」と答え、法律家が積極的に広報する必要を語った。
裁判員制度をテーマに卒論を書いているという国際学部四年の高橋佳美さんは「集団性の強い(日本人の)国民性が心配だが、裁判員一人ひとりが意見を言える環境づくりが大事だと思う」と感想を話していた。 (杉藤 貴浩)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20041125/lcl_____tcg_____001.shtml