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「オレオレ詐欺」に替わる名称は——。警察庁の漆間巌長官は25日の定例会見で、「最近は電話で『オレオレ』とは言わない。名称が独り歩きしている。『オレオレ』と言われなかったために信じ込んで被害に遭ったケースもある。実際と違うので誤解を与えている」と述べた。
「オレオレ詐欺」は、孫を装って電話してきて事故に遭ったなどと言い、現金を振り込ませる手口が典型的だった。ただ最近では手口が巧妙化。電話口で泣き叫んだり、次々と別人を登場させたりする劇場型も増えている。
警察庁によると、03年2月、鳥取県警米子署が初めて「オレオレ詐欺」という言葉を使い、各地の県警に広がった。すでに「なりすまし詐欺」などと言い換えている県警もあるという。
漆間長官は「『電話詐欺』では電話をだまし取るように受け止められ、犯行を端的に表す言葉が見当たらない。インパクトあるものはないだろうか」と頭を悩ませている。
(11/25 19:03)