2004年11月25日(木) 14時24分
ビックカメラ、サービス残業月100時間超(読売新聞)
大手家電量販店「ビックカメラ」(新井隆司社長)が、店舗のフロア主任らに月100時間を超える残業を行わせるなどしていた疑いが強まり、東京労働局は25日、労働基準法違反の疑いで東京都豊島区内の同社本部など関係4か所の捜索に乗り出した。
調べによると、同社は2002年11月以降、都内の店舗のフロア主任らに対し、労使協定を超えて毎月少なくとも100時間のサービス残業を行わせていた。また、同月以降の11か月間、このフロア主任に残業代250万円を支払わなかった疑いが持たれている。
同局は昨年以降、2度にわたって同社に是正勧告を行ったが、改善されなかったため、強制捜査に踏み切った。ある店舗では、社員30人に年間6000万円の残業代を支払っていなかったとみられ、同局では、ほかの店舗でも不払いがあった可能性があるとみている。
同社は全国に21店舗を展開し、社員数2800人。同社は「調査が入っていることは事実だが、詳しいことについては分からない」とコメントしている。
(読売新聞) - 11月25日14時24分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041125-00000406-yom-soci