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ルーマニア製スラックスをイタリア製と表示して販売したとして、公正取引委員会は24日、輸入した商社の八木通商(大阪市)と、販売会社のビームス(東京)やワールド(神戸市)など5社に対し、景品表示法違反(原産国の不当表示)で排除命令を出した。
ほかに命令を受けた販売会社は「トゥモローランド」「ベイクルーズ」「ユナイテッドアローズ」(以上東京)。
公取委によると、八木通商は00年2月から今年7月、イタリア「GTAモーダ」社製のスラックスを6万本輸入し、各社にイタリア製と説明。5社はスラックスに縫いつけた洗濯ラベルや下げ札に「イタリア製」と表示し、1万5000〜2万5000円で3万8000本を販売した。
スラックスなど衣料品は同法に基づく公取委の告示で、縫製した国を原産国と定めている。GTA社はルーマニアの工場に縫製を委託していた。
販売5社は「海外メーカーの商品の原産国を確認できるのは納入業者だけ。処分は納得できない」として不服申し立てを検討。八木通商は「誤って表示してしまい、消費者や販売会社に迷惑をかけた」と話している。
(11/24 21:26)