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2004年11月24日(水) 19時53分

大量破壊兵器技術、北朝鮮が移転・供給先…CIA報告読売新聞

 【ワシントン=笹沢教一】米中央情報局(CIA)は23日、イランや北朝鮮などの大量破壊兵器技術の拡散に関する調査報告書を公表した。

 公表されたのは、連邦議会に提出された昨年7月から12月までの調査結果。同兵器の技術や物資の移転先としてイランなどの“ならず者国家”5か国とアル・カーイダなどの国際テロ組織を挙げ、技術や物資の主要供給源として、ロシア、中国、北朝鮮のほか、パキスタンの科学者カーン博士が率いる核の闇市場ネットワークを挙げた。

 唯一、移転先と供与国の双方に挙げられた北朝鮮については、昨年下半期だけで、イランの核開発計画への関与のほか、過去に中国やロシアから供与された弾道ミサイル技術や物資を、中東や南アジア、北アフリカへ供与する中継役も果たしたと指摘。これらの輸出が、「ハード・カレンシー(交換可能通貨)獲得の主要な手段になり、さらにミサイル開発の資金源になっている」とした。

 また、米国がアフガニスタンで押収した資料から「アル・カーイダがすでに初歩的な核開発に乗り出している」と指摘。ウランを実際に入手した確実な証拠は得られていないが、パキスタン人技術者などを通じて一部の核技術が渡った可能性があるとの見方を示した。
(読売新聞) - 11月24日19時53分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041124-00000211-yom-int