2004年11月23日(火) 17時37分

保険金額偽り疑われる　埼玉の会社員殺害で妻ら（共同通信）

　埼玉県上尾市の会社員小田川裕康さん＝当時（４１）＝が焼身自殺を偽装し殺された事件で、殺人容疑で上尾署捜査本部に逮捕された妻の飲食店経営小田川育英容疑者（４９）が「支払われた夫名義の生命保険金は１０００万円」などとうそを言っていたことが２３日、分かった。
　捜査本部によると、育英容疑者は、事件後に警察から事情を聴かれた際、実際は約４５００万円を受け取っていたのに「１０００万円」と返答、疑惑を持たれるようになった。店の借金が約６００万円あったことなどから、捜査本部は保険金目当ての犯行とみて詐欺容疑でも追及する。
　育英容疑者は裕康さんと店の借金などをめぐり仲が悪化。殺害の約３カ月前、元従業員の無職比嘉寿恵容疑者（４２）に「だんなをやっつけたい」と打ち明けた。当日は裕康さんに睡眠薬入りの夕食を食べさせ「やっちゃったからちょっと来て」と比嘉容疑者に電話し、犯行を手伝わせた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041123-00000074-kyodo-soci