2004年11月23日(火) 00時00分
ペット美容学校閉鎖 経営悪化(朝日新聞・)
負債約2億5000万円 福岡市博多区のペットの美容や看護を学ぶ「東京・青山ケンネルカレッジ福岡校」を運営する株式会社寿崎(すざき)国際学園(同区)が経営危機に陥っている。校舎は10日付で閉鎖され、関係者は「民事再生法申請や破産の申し立てを検討している」という。00年に現校舎を数億円で購入したことが重荷になったとみられる。
民間の信用調査会社、帝国データバンク福岡支店の4月末のデータでは、負債総額は約2億5千万円。在籍生は約150人、従業員は19人。今年2月には、福岡市が校舎の土地建物を差し押さえており、資金繰りが悪化していたとみられる。
同学園は資本金5千万円。経営破綻(はたん)したスーパー寿屋(現カリーノ)の創業者寿崎肇氏が97年に設立、98年4月に開校した。現在の社長は、肇氏の次男で寿屋の開発本部部長だった豪(つよし)氏。東京・目黒などにある「青山ケンネルカレッジ」から名称使用権だけ借りているという。
系列のペット用品店「ペッツマート」を運営する「ペッツアニマルサプライ・アイエヌシー」(同区、資本金1千万円)も2回の不渡りを出し、18日に銀行取引停止処分を受けた。負債総額は約4億円が見込まれる。
(11/23)
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news02.asp?kiji=7345
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