2004年11月22日(月) 11時45分
入管職員の告訴状を提出 手足縛りベトナム送還（共同通信）
法務省の西日本入国管理センター（大阪府茨木市）に収容されていたベトナム人女性チン・ティ・ギアさん（２９）が手足を縛られるなどして強制送還されたと訴えている問題で、チンさんが２２日、特別公務員暴行陵虐致傷容疑で、氏名不詳のまま複数のセンター職員に対する告訴状を大阪地検に提出した。
告訴状などによると、チンさんは７日午後、強制送還で帰国するため、関西空港に向かうバスや飛行機内で、職員らに手錠やロープで手足を縛られ、猿ぐつわをかまされた状態で口に粘着テープを張られ、打撲傷などを負ったという。
チンさんは難民として定住資格を得ていた夫ブイ・クアン・ヒューさん（３３）＝兵庫県姫路市＝と結婚し１９９８年に来日。長女（２つ）を出産したが窃盗罪で服役して退去強制命令を受け、昨年１０月、同センターに収容された。
（共同通信） - 11月22日11時45分更新
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