悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年11月22日(月) 23時48分

三菱ふそう、最新型の前輪ハブもリコールへ 2万台対象朝日新聞

 三菱ふそうトラック・バスは、これまで対策不要としていた大型車の最新型の前輪ハブ(F型ハブ)について、リコール(無償回収・修理)か、それに準ずる改修を実施する方針を固めた。基準を厳しくした強度検証の結果、亀裂が1件見つかったためで、約2万台が対象。同型ハブを使用している大型トラックは、強度を上げた対策品ができるまで出荷停止にした。今回の措置で、一般の大型車すべてがリコールなどの対象になる異常事態になった。

 正式なリコールの届け出は来月になる見通し。同社は生産は続けているが、11月16日から出荷を停止した。停止は来年1月中旬まで続き、約1200台にのぼる見通し。

 リコールなどの対象となるのは当初からF型ハブを装着しているトラックとバス。同社は3月に旧型ハブの強度不足を認めて以来、強度検証と対策品の研究を続けていた。過積載の想定を従来の1.25倍にするなど、基準を厳格化して実車による試験をしたところ、最新型のF型ハブでも亀裂が1件見つかったという。

 同社は「強度検証のような過酷な条件下で使い続けることは考えにくいが、安全性を考慮して改修を実施することにした」と説明している。

 同社は、横浜市で死傷事故を起こすなどした大型トラックの旧型ハブについて、F型ハブへの交換を進めている。すでに交換を終えた車両については「ハブの寿命が、車の寿命より長いとみられるので、(ハブの)再度の交換は必要ない」としている。

 すでにリコールを表明している後輪ハブについても、F型の改修とほぼ同時期に実施する方針だ。(11/22 19:47)

http://www.asahi.com/national/update/1122/022.html