2004年11月22日(月) 22時08分
上司が「安全と言え」 OAPの分譲担当者供述(共同通信)
複合施設「大阪アメニティパーク」(OAP、大阪市北区)のマンションが重金属汚染を隠して販売された事件で、分譲した三菱地所住宅販売の宅地建物取引主任者は、大阪府警生活経済課の事情聴取に「汚染について聞かれたら『安全だ』と言うよう上司に指示された」と供述していることが22日、分かった。
同課は汚染隠しが会社上層部の判断で実行されたとみて、指示した人物の特定を急いでいる。同社とOAP事業主の三菱地所、三菱マテリアルの各本社(いずれも東京)に対する22日の家宅捜索では、段ボール約100箱分の関係書類などを押収した。
調べによると、三菱地所住宅販売は2001年12月、旧三菱金属大阪製錬所跡地に建設されたマンション「OAPレジデンスタワー」の地下水や土壌から環境基準を超えるセレンやヒ素などが検出されたとの重要事項を隠し、50代の男性に1室を販売した疑いが持たれている。
(共同通信) - 11月22日22時8分更新
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