2004年11月22日(月) 17時25分
宅建業法違反 土壌汚染隠しで三菱地所など家宅捜索(毎日新聞)
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家宅捜索のため三菱地所本社に入る大阪府警の捜査員=東京都千代田区大手町で22日午前9時2分、山下浩一写す |
大阪市北区の大型複合施設「大阪アメニティパーク」(OAP)の土壌汚染を巡る宅建業法違反事件で、大阪府警生活経済課は22日、分譲マンションを販売した「三菱地所住宅販売」の東京都千代田区にある本社を宅建業法違反(重要事項の不告知)の疑いで家宅捜索した。親会社で開発主体の「三菱地所」と「三菱マテリアル」の本社も関係先として捜索した。地下水汚染の事実を購入者に説明しなかったことに3本社が関与したかどうかを解明する。
調べでは、OAPは旧三菱金属製錬所跡地を再開発した施設で、重金属のセレンやヒ素などによる地下水汚染があった。捜索容疑は、三菱地所住宅販売大阪支店の宅建主任者の男性社員が01年12月、マンションを購入した50代男性に対し、汚染の事実を告げずに販売したというもの。
府警は先月28日、3社の大阪支社・支店を家宅捜索。大規模マンション(2棟518戸)の販売方法などについて本社が関与しているとみて本社の捜索に踏み切った。【江畑佳明】
(毎日新聞) - 11月22日17時25分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041122-00000023-maip-soci