2004年11月22日(月) 12時23分
<詐欺>有栖川宮家の後継者を装った詐欺の共犯に有罪判決(毎日新聞)
断絶した皇族「有栖川宮家」の後継者を装った詐欺事件で、結婚披露宴の準備をして詐欺罪の共犯に問われた会社役員、楠信也被告(43)に東京地裁は22日、懲役1年6月、執行猶予4年(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。事件で起訴された3人のうち判決は初めて。大島隆明裁判長は「皇室や皇族を尊敬して(披露宴に)参加した人たちの心理につけ入った」と批判した。
判決などによると、楠被告は「有栖川識仁(さとひと)」などと称した北野康行被告(42)、新婦を名乗った坂本晴美被告(46)=いずれも公判中=と共謀。昨年4月、北野、坂本両被告が結婚したとして東京都内で披露宴を開き、招待客約150人から祝儀名目で計約690万円と絵画1枚をだまし取った。【井崎憲】
(毎日新聞) - 11月22日12時23分更新
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