2004年11月22日(月) 12時34分

ニセ有栖川宮詐欺事件、「披露宴」企画した社長に有罪（読売新聞）

　旧皇族の「有栖川（ありすがわ）宮」を名乗る男の結婚披露宴と称するパーティーを企画し、祝儀名目で金をだましとったとして、詐欺罪に問われた会社社長の楠信也被告（４３）に対し、東京地裁は２２日、懲役１年６月、執行猶予４年（求刑・懲役１年６月）の判決を言い渡した。大島隆明裁判長は「（男が）皇族ではないことを認識しながら、披露宴の進行や運営に主体的に関与した」と指摘した。

　判決によると、楠被告は、「有栖川宮」夫妻をかたった無職北野康行（４２）、坂本晴美（４６）両被告（いずれも公判中）と共謀し、昨年４月、都内で開いたパーティーで、１５３人から祝儀名目で現金計６８７万円と絵画１枚をだまし取った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041122-00000403-yom-soci