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日本の大学入試センター試験にあたる韓国の来年度大学修学能力試験で、携帯電話の文字メールを使ったカンニングが組織的に行われていた疑いが強まり、警察が受験生数人を取り調べるなど捜査に乗り出した。
韓国メディアによると、１７日に行われた試験で不正が発覚したのは南部の光州市。まず優秀な受験生数人が問題を分担して解く。それを携帯電話で外部の「中継人」に送り、そこから「依頼人」に一斉メールで伝えていたという。
少なくとも５０人が不正に関与したと見られる。ブローカーが介在して、１科目３０万ウォン（約３万円）以上で請け負っていた疑いももたれている。
試験会場で携帯電話は会場側に預けることになっていたが、チェックが甘かった。
不正のうわさは試験前から広がっていたといい、当局が有効な手を打てなかったことにも批判の声が出ている。
不正の舞台になった試験は、志望大学の公私立を問わずに受けなければならない。教育熱の高い韓国の新聞、テレビは、トップ級のニュースとして報じている。
(11/20 19:47)