2004年11月20日(土) 00時00分
裁判官、高校で出張講義松山地裁の職員に法服を着せてもらう男子生徒=松山市持田町2丁目で(朝日新聞・)
法律や裁判 身近に意識を松山東高 県内で初の試み 裁判所に対する理解を深めてもらおうと松山地裁の裁判官が19日、松山市持田町2丁目の県立松山東高校(阿部正幸校長) で、裁判の仕組みなどを教える出張講義を開いた。県内では初めての試みで、今後も県内の小学校などで講義を開いていくという。
講義をしたのは民事事件を担当している角谷比呂美判事補(35)。 同校の総合学習の時間を利用して、2年生440人が聴講した。
「法服が黒いのは、『どの色にも染まらない』 という公正中立の象徴」 との説明を受けた後、試着した男子生徒は「気分は裁判官。将来の進路の一つに考えます」 と話していた。
09年までに導入される裁判員制度を知っていたのは十数人。角谷裁判官は「成人すると皆さんが選ばれることもある。そのときのために法律や裁判を身近に意識してもらえたら」 と呼びかけた。司法試験については、「論理的な文章を書く能力が必要。法曹になっても様々な知識が要求されるので、理系科目もがんばってください」 とアドバイスしていた。
(11/20)
http://mytown.asahi.com/ehime/news01.asp?kiji=4265
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