2004年11月20日(土) 16時16分
事務官9人、業務目的外で閲覧 著名人の個人情報−−茨城社会保険事務局 /茨城(毎日新聞)
茨城社会保険事務局(松縄裕局長)の事務官9人が昨年7月〜今年4月、業務目的外で著名人の個人情報を閲覧していたことが19日、分かった。閲覧した情報の外部漏えいは確認できないものの、社会保険庁は「社会保険業務に対する国民の信頼を損ねた」として、事務官9人とその上司6人を厳重注意処分にした。
同事務局によると、閲覧が見つかったのは同事務局と日立事務所、水戸北、水戸南、土浦の3社会保険事務所に勤めている事務官計9人。いずれも勤務時間中に、国民年金の被保険者や受給者の住所や給与水準などが記録された庁内ネットワークにアクセスして、著名人数人の国民年金保険料未納情報を閲覧した。
社会保険庁が今年4〜7月に実施した全国一斉調査に対して9人は閲覧を認め、「女優や政治家の国民年金未納・未加入報道を見て興味を持ち、つい自分も閲覧してしまった」などと説明しているという。社会保険庁によると、全国で513人の職員が個人情報の業務目的外閲覧に関与したとして処分されている。【中田純平、長野宏美】
11月20日朝刊
(毎日新聞) - 11月20日16時16分更新
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