2004年11月19日(金) 13時04分
母親名乗る「おれおれ詐欺」、都内の女子大生が被害(読売新聞)
東京都世田谷区の女子大生が今月中旬、母親を名乗るおれおれ詐欺の被害に遭い、現金57万円をだまし取られていたことが19日、分かった。これまでのおれおれ詐欺は子供や夫などを名乗るケースが多く、警視庁は新手のおれおれ詐欺とみて捜査している。
調べによると、12日正午ごろ、女子大生(19)の自宅に「保険会社の社員」を名乗る男から、「母親が交通事故を起こして女の子をひき、女の子は亡くなった。警察に拘置されるので保釈金が必要だ」などと電話があり、保釈金名目で250万円、手続き料名目で46万円を要求された。母親を名乗る女も、電話口で泣きながら「人をひいてしまった」などと訴えたという。
女子大生は約1時間後、指定された埼玉県内の銀行の支店の口座に現金57万円を振り込んだが、その後、外出していた母親と連絡が取れ、詐欺だと分かった。
犯人グループは、女子大生の家族の名前なども知っていたことから、警視庁は何らかの名簿をもとにして犯行に及んだとみて調べている。
(読売新聞) - 11月19日13時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041119-00000305-yom-soci