2004年11月19日(金) 00時00分

偽装表示で揺れた伊香保温泉 『湯めぐり』で信頼回復へ （東京新聞）

　伊香保温泉旅館協同組合青年部の企画で、伊香保温泉の十六軒の旅館・ホテルが協力し、宿泊客に限定して無料で各施設の温泉を楽しんでもらう「伊香保湯めぐり」が今月から始まった。同温泉街は八月から温泉偽装表示問題で揺れ続けてきただけに、地元の観光業界では「信頼回復の第一歩に」と意気込んでいる。　（山岸　隆）

　利用時間は宿泊当日の午後三時から午後六時まで。同組合のホームページで十六施設の温泉の泉質や浴槽の特徴などを分かりやすく説明し、それぞれのフロントに竹製の「湯めぐりカゴ」を用意した。

　茶褐色の黄金の湯か、無色透明の白銀の湯か、源泉も明記されており、伊香保を代表する二つの温泉の入浴が可能。湯めぐりには、乗り合いワゴンタクシーの「いかほタウンバス」１号線の利用が便利で、運賃百円で午前八時半から午後七時まで三十分ごとに運行されている。

　同組合では「今後は、伊香保町や町観光協会にも声をかけて参加施設をもっと増やしたい」と話している。参加施設名など問い合わせは、同組合＝電０２７９（７２）３２０１＝へ。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/gnm/20041119/lcl_____gnm_____000.shtml