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2004年11月18日(木) 10時05分

日本雑誌協会、400誌の印刷部数を公表朝日新聞

 日本雑誌協会(白石勝理事長、雑協)は17日、加盟92社のうち50社、400誌の最近1年間の実際の印刷部数に基づく平均発行部数を、冊子「マガジンデータ2004」で初めて公開した。これまで自己申告の発行部数しかわからなかった有名雑誌の部数も、印刷工業会が保証するデータによって明らかになった。今年は経過措置として従来の方式も認めたため、このほか256誌が自己申告部数を公表している。

 部数データには発行と実売の2種類があり、最近の実売は金額ベースで発行の7割弱。実売部数は日本ABC協会が年2回、出版社に立ち入り調査しているが、対象は「文芸春秋」(56万部、今年上半期)、「週刊新潮」(54万部、同)など130誌ほどだ。その他は雑協が年1回公開する発行部数が尺度となってきたが、自己申告で数字が多めになりがちだったため、広告主側がデータの透明性を求めていた。

 ABC非加盟の雑誌のうち、今回客観性のある発行部数が示されたのは「TVガイド」(東京ニュース通信社、67万部)、「FRIDAY」(講談社、50万部)など。

 論壇誌や文芸誌の部数も不透明だったが、「中央公論」(中央公論新社)が4万3000部、「新潮」(新潮社)「文学界」(文芸春秋)が各1万2000部などと実態を映す数字が出てきた。

 あるテニス雑誌の場合、昨年は自己申告で13万部だったが、今年は印刷部数で1万8000部になっている。競合誌は自己申告で25万部のままだ。

 一方、同じABC非加盟でも「ぴあ」(ぴあ)や、「anan」「Hanako」(マガジンハウス)などは自己申告部数での公表にとどめた。

 「マガジンデータ2004」は税込み2000円。申し込みは雑協(03・3291・0775)へ。

(11/18 10:03)

http://www.asahi.com/culture/update/1118/001.html