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20代では、ほとんどすべての人が携帯電話を使い、3割は「ない生活は考えられない」とまで感じていることが、朝日新聞社が実施したインターネットや携帯に関する全国世論調査(面接)で分かった。主に「友だち付き合い」に使い、「電話」より「メール」の使用頻度が高いのも特徴だ。携帯メールで仲間と連絡を取り合う20代の姿がうかがえる。
調査は全国の有権者を対象に、10月31日、11月1日の両日、実施した。
「普段、携帯を使っているか」との質問には、ほぼ3人に2人が「使っている」と回答。若い年代ほど使う人が多く、20代では98%に達した。
主に何に使っているか聞くと、全体では「家族との連絡」が26%で最多で、「友だち付き合い」、「仕事」が続いた。これに対し、20代では「友だち」が64%でトップ。他の年代と比べ、突出ぶりが際立つ。
携帯との関係を三つの選択肢から選んでもらったところ、「便利なので持っている」50%、「携帯のない生活は考えられない」10%、「仕方なく持たされている」4%の順だった。ただ、20代では「ない生活は考えられない」が他の年代に比べて目立って多く、携帯との一体感の強さがありありだ。
「電話」と「メール」のどちらを多く使っているかでも、20代は他の年代と一線を画する。全体では「電話」が「メール」を上回るのに、20代だけは「メール」との回答が圧倒的だ。
インターネットについては4割が「使っている」と答えた。また、社会に普及していることを「プラス」と思う人は8割近くに達した。
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今やいたるところで目に付く携帯電話。電車やバスのなかで他人の携帯が鳴り、その人が話を始めたらどう思うか。朝日新聞社が20歳以上の有権者を対象に実施した世論調査(面接)では「迷惑だ」が49%で半数を占め、「小声ならよい」が31%。「とくに気にしない」は14%だった。
年代別では「迷惑だ」が50代、60代で多く53%。「小声ならよい」は20代、30代で4割超と全体より高いのが目立った。
普段、携帯を使っている利用者で「迷惑だ」と感じるのは47%だが、使っていない人では52%とやや高め。「小声ならよい」は利用者で39%と、使っていない人(18%)の倍以上だ。携帯利用者の方が一見、他人のマナーにも寛大のように見えるが、「とくに気にしない」を選ぶのは、使っていない人で22%と、携帯利用者の10%よりかなり多い。
「小声なら」と思う一方で、車内での携帯使用に、気配りしている携帯利用者の様子が浮かび上がる。
(11/17 03:07)