2004年11月17日(水) 02時35分
ヤミ金82人が集団提訴 1億1000万の損賠請求(産経新聞)
指定暴力団山口組五菱会(二代目美尾組に改称)のヤミ金融事件で、埼玉、東京など十三都道府県の被害者八十二人が十六日、「ヤミ金の帝王」と呼ばれ組織犯罪処罰法違反罪などで公判中の梶山進被告(55)を相手取り、計約一億一千万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
ヤミ金融被害対策弁護団(宇都宮健児団長)によると、同事件での集団提訴は初めてという。
原告らは提訴後に会見し、埼玉県の吉田豊樹さん(32)は「暴力的取り立てを受け、会社をやめざるを得なくなり、自殺も考えた。家族のためにも、払いすぎたお金を取り戻したい」と話した。
弁護団では当分の間、午前九時半から午後五時半まで今回の訴訟の問い合わせや情報提供などを電話(03・3571・0694)で受け付ける。
(産経新聞) - 11月17日2時35分更新
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