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青柳裁判長は盗聴事件について「以前から常習的に探偵業者を使った盗聴に手を染めており、組織的で巧妙。被害者は長期にわたり、通信の秘密が著しく侵害された」と指摘した。
判決によると、武井被告は同社元課長(43)=有罪判決が確定=に、武富士問題を追及していたフリージャーナリスト山岡俊介さん(45)宅などを盗聴するよう指示。元課長から依頼を受けた探偵会社社長(58)=同=らが二〇〇〇年十二月から〇一年二月にかけ、山岡さん宅などの電話を盗聴した。また、〇三年六月には武富士のホームページに山岡さんを非難する文章を掲載した。
青柳裁判長は名誉棄損事件についても「ホームページにアクセスする者は多く、影響は軽視できない」とした。そのうえで「事実を認めて反省している」などとして、刑の執行を猶予した。
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武富士は「判決を真摯(しんし)に受け止め、社会の皆様に一層貢献できるよう、全役職員一丸となって専心努力する所存です」というコメントを出した。
■厳粛に受け止める
武井保雄被告の話 判決を厳粛に受け止めている。実業から退いているが判決を機に、社会貢献活動に微力を尽くそうと意を強くしている。具体策は、家族と相談しながら実施する所存です。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20041117/eve_____sya_____005.shtml