2004年11月16日(火) 00時00分
年金受給者に不審はがき、県内苦情約30件(朝日新聞・)
「国民年金の過払いが発生したので返金してほしい」。実態のない特殊法人をかたり、年金受給者に不審なはがきが届くケースが県内でも相次いでいる。鹿児島社会保険事務局によると、15日から16日昼までに約30件の苦情や相談が寄せられているという。
事務局によると、基礎年金番号は個人で異なるが、はがきの記載はすべて「2194−812642」。差出人は「社会保険庁特殊法人 日本国民年金協会」で、実在する社団法人日本国民年金協会と名称が似ているが、住所、電話番号とも違い、年金制度の普及、広報が目的の実在の協会とは関係ないという。
苦情によると、記載の電話番号にかけてもすぐにつながらず、つながっても「電信為替ですぐ返金してほしい」と求められるという。郵便局や県警からも事務局に問い合わせがあった。
事務局は「団体は存在しない。年金の支払いや保険料は社会保険事務所などで取り扱っており、他の団体に依頼することはない」と注意を呼びかけている。
(11/16)
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news02.asp?kiji=4224
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