2004年11月16日(火) 00時00分
GM作物の商業栽培禁止へ(朝日新聞・)
規制条例 道が制定方針 道は、遺伝子組み換え(GM)作物の商業栽培を原則として禁止する条例を制定する方針を固めた。商業栽培を知事の許可制とし、許可要件に厳しい条件をつけ罰則も設けて事実上栽培できないようにする。食の安全に対する関心が高まる中、道産ブランドのイメージ向上を狙う。都道府県がGM栽培の規制条例を作るのは全国初。
道はこれまで「食の安全・安心条例」(仮称)の中でGM栽培を規制する方針だったが、「政策の基本事項を示す条例の中に規制を盛り込むとバランスが悪い」(高橋はるみ知事)として、「遺伝子組み換え作物に関する条例」(仮称)を分離させることにした。
条例は大豆などすべての農作物が対象。バイオ産業育成のため、研究機関が行う試験栽培は届け出制とする。学識経験者らでつくる評価委員会(仮称)の意見を聞き知事が判断する方向で調整中だ。商業栽培は許可制で、許可条件に▽一般作物との交雑防止のための常時監視▽販売ルート管理などを義務付け、一般農家では栽培できないようにする方向だ。罰則も設ける方向で検討中だ。条例は来年2月に開会する第1回定例道議会に提案する。
(11/16)
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news02.asp?kiji=7773
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