2004年11月16日(火) 00時00分
県内に不審なはがき−国民年金過払い分請求(山形新聞)
実在しない団体が国民年金の過払い分の返金を求める不審なはがきが、県内の年金受給者17人に対して届いていることが15日、山形社会保険事務局の調べて分かった。宮城県や秋田県でも同様のケースが確認されており、同事務局は無視するよう求めている。
同事務局によると、はがきは「国民年金保険料金払い戻し請求通達書」と題し、「受給している年金額に誤りがあり、深くおわびしたい。国民年金の過払い分を返金してもらわないと受給を停止することになる。至急当局に連絡してほしい」などと求め、「日本国民年金協会」とする団体名と電話番号が記されている。
はがきの消印は東京都渋谷局の11月13日付。表面に「重要」と書かれた判が押されてある。
届いたはがきは主に15日午前に配達された。山形社会保険事務所管内が5件、鶴岡社会保険事務所が6件、米沢社会保険事務所が3件、新庄社会保険事務所が2件、山形社会保険事務局寒河江事務所が1件と、全事務所の管内に届いている。
http://www.yamagata-np.co.jp/kiji/20041116/0000003667.html