2004年11月16日(火) 12時49分
“ヤミ金帝王”集団提訴 「違法金利で損害」と82人(共同通信)
指定暴力団山口組系五菱会(現・二代目美尾組)のヤミ金融事件をめぐり、「傘下の業者から法外な高金利を強引に取り立てられた」として、13都道府県の82人が16日、“ヤミ金の帝王”と呼ばれた元幹部梶山進被告(55)=1審公判中=に計約1億1000万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。
訴状によると、原告は五菱会系のヤミ金融業者53店から、出資法の上限を大幅に超える異常な高金利で金を借り、過酷な取り立てを受けた。
梶山被告を頂点とするヤミ金融グループは、海外の金融機関などを使い総額約94億円を資金洗浄したとされ、スイスのチューリヒ州政府は同被告が現地の銀行に開設した口座から、50億円以上を犯罪収益金として没収している。
(共同通信) - 11月16日12時49分更新
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