2004年11月16日(火) 17時15分
「点検商法」で、訪問販売会社に業務改善指導−−県 /島根(毎日新聞)
いわゆる「点検商法」で、高齢者に高額の床下換気扇の販売を繰り返したとして、県は15日までに、中国地方に本社がある訪問販売会社に対して特定商取引法に基づく業務改善指導を行った。
県によると、同社の販売員は県内の高齢者宅を訪れ、有料で排水管の清掃を請け負った上、無理やり床下を点検し、湿気やシロアリの対策が必要と説得。1軒に3台程度の床下換気扇(工事費込みで約30万円)の販売を繰り返していたという。
同社に対する苦情が、一昨年春から今年9月までに32件に上ったことから、県は10月に入って同社に報告を求めたが、「法に基づき適正に行っている」と回答。このため、県は同法や県消費者保護条例違反の疑いがあるとして、今月25日までに再発防止策を盛り込んだ改善計画を出すよう指導した。県が同法に基づく行政指導したのは今回が初めて。【高田房二郎】
11月16日朝刊
(毎日新聞) - 11月16日17時15分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041116-00000211-mailo-l32