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神奈川県警捜査2課などは15日、警察官を装った「オレオレ詐欺」の手口で現金をだまし取ったとして、千葉県松戸市新松戸4丁目の無職金子記之容疑者(27)と、被害者に振り込ませるための口座調達役とされる東京都豊島区西池袋2丁目の金融業須崎寛幸容疑者(32)=別の詐欺罪で起訴=ら計4人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。
調べでは、金子容疑者らは今年9月13日、長野県内の女性(54)ら2人に警察官を名乗って電話し「息子さんが交通事故を起こした」とウソを言い、慰謝料や治療費などの名目で計280万円をだまし取った疑い。
同課によると、9月に東京都内で警視庁の警察官に職務質問を受けた男性が、他人で神奈川県海老名市に住む女性(53)名義の銀行口座のキャッシュカードを持っていたため、警視庁から連絡を受けた銀行が女性の口座を凍結。
6日後、口座の名義人の女性が口座を解約しに訪れた際、銀行員が海老名署に通報。同署員が、近くで女性を待っていた須崎容疑者に任意で事情を聴いたところ、「(口座の金は)だまし取った金だと知っていた」と認めた。女性は須崎容疑者に借金があり、キャッシュカードを買い取られていた。須崎容疑者らはだまし取った金を振り込ませるための口座に使っていたという。
県警は、押収資料などから金子容疑者らは今年9月以降、ほかに少なくとも5件計700万円余りをだまし取ったとみて調べている。(11/15 21:52)