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調査は、中田研究生と産業医科大産業生態科学研究所の大和浩助教授らが実施。新幹線などの喫煙車と「隣煙車」、禁煙車に挟まれた禁煙車などに、それぞれレーザー式の粉じん計を持ち込み、数値を計測した。
その結果、喫煙車がほぼ満席だった場合、喫煙車の平均粉じん濃度は一立方メートルあたり〇・七九ミリグラムで、〇・一五ミリグラム以下とされる厚労省の法定基準値の五倍以上に達していた。隣接する禁煙車でも、平均〇・一八ミリグラム、最大〇・四二ミリグラムを記録し、基準を上回る「煙害」にさらされていることが分かった。
喫煙車に挟まれた在来線特急の禁煙車では、平均〇・二二ミリグラムと、さらにひどい状況だった。
一方、全面禁煙の私鉄や高速バス、禁煙車に挟まれた禁煙車では、ほぼ満席でも基準値を大幅に下回る粉じん濃度しか計測されなかった。
中田研究生は、「乗車率が高いほど粉じん濃度が高い。列車では、喫煙車両からの煙の漏れを完全に防ぐことは不可能で、喫煙車に隣り合っていない禁煙車を指定しないと、きれいな空気の車両には乗れない。これからは『隣煙車』と分かるよう、表示を区別すべきだ」と話している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20041113/eve_____sya_____002.shtml