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2004年11月13日(土) 12時36分

<カメレオン>雑誌出版社が500匹プレゼント毎日新聞

 は虫類の雑誌出版社が東京都内で19日に開くイベントで、アフリカから直輸入した野生のカメレオン500匹を参加者に無料プレゼントすることが分かった。カメレオンの大半は、絶滅の恐れがある野生動植物の国際取引を規制するワシントン条約の対象。同社はカメレオンの種類は未定としているが、環境省も懸念しており、動物保護団体は贈呈の中止を求める要望書を同社に送った。
 カメレオンはアフリカ大陸を中心に生息するは虫類で、大きく6分類される。うち五つが国際取引を規制しなければ絶滅の恐れがあるとして、同条約の対象に含まれている。
 プレゼントは、出版社「All Living Creatures」(東京都)が「野生生物が置かれている自然環境に興味をもってもらい、生物の素晴らしさを知ってもらおう」と企画。当日は、来場者に身分証明書の提示を求め、飼育指導員が飼育方法を飼育書を示して説明する。飼育できなくなった場合は同社が引き取るという。
 これに対し、全国規模で動物保護活動を行っているNGO「地球生物会議」(事務局・東京都、野上ふさ子代表)は10月29日、野生動物の乱消費にあたる▽動物の遺棄により生態系が破壊される▽動物をモノのように取り扱うことは不適切——などとして、贈呈の中止を要望。代替案として「野生動物の写真などに切り替えること」を求めている。【田辺佑介】
 環境省野生生物課の話 条約に基づいた手続きを踏んでいれば違法ではないが、野生生物を無料で贈呈するのは好ましいことではない。
(毎日新聞) - 11月13日12時36分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041113-00000039-mai-soci