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NTT西日本の顧客約7000人分の個人情報が、インターネット上でだれでも閲覧可能な状態になっていたことが、12日分かった。自宅住所や電話番号、メールアドレスのほか、持ち家か賃貸住宅なのかといった住宅の所有状況が分かるデータもあった。同社は管理ミスを認め「誠に申し訳ない」と謝罪している。
閲覧可能になっていたのは、インターネットに接続するため、非対称デジタル加入者線(ADSL)や光ファイバーの契約をNTT西日本大阪支店と結び、アンケートに答えた顧客の情報。ADSLについては約6400人分、光ファイバーは約600人分だった。
氏名や住所などのほかに、自宅の形態について「自己所有(一戸建て)」や「賃貸(マンション)」などと回答した項目や、インターネットをどのような目的で、どの程度利用しているかについての答えもあった。
同支店によると、このアンケートはADSLや光ファイバーの契約をした人を対象に、今年8月からホームページ上で実施した。回答者の中から、ADSLのモデムなどをプレゼントするキャンペーンだったという。
このホームページに関連した別のアドレスを入力すると、アンケートで集められたデータを閲覧することが可能な状態になっていた。パスワードなどによる保護はされておらず、約3カ月間自由に見ることができる状態だった。この間何人がこのデータを見たかはわからないという。
朝日新聞社からの指摘を受けて、NTT西日本は問題のデータをインターネット上から削除し、現在は閲覧できなくなっている。
〈NTT西日本大阪支店広報室の話〉 アンケート内容が外部に漏れているとすれば、誠に遺憾であり、申し訳ございません。不十分な点については、よりセキュリティーの高いものに変更したいと考えています。
(11/13 10:28)