2004年11月13日(土) 17時20分

金利過払い返還訴訟　県内でも１００人が提訴−−２４社・２億円求め　／広島（毎日新聞）

　大手消費者金融会社などに利息制限法の規定を超える金利を払い続けさせられたとして過払い金の返還を求めて１２都県で１２日、一斉提訴された訴訟。県内在住の多重債務者ら約１００人も、２４社を相手取り、総額計約２億円の返還を求めて広島地裁に提訴した。
　中区上八丁堀の広島弁護士会館で記者会見した原告代理人の大村真司弁護士らによると、同地裁への提訴は、那覇地裁に次いで人数、請求額とも全国で２番目の規模という。６８年の最高裁判例によると、利息制限法（年利１５〜２０％）を超えて払った金利は元金に充当されるため、既に払い過ぎた金額の返還を求めている。中には８０年から「返済」を続け、約３００万円の返還を求める原告もいるという。
　大村弁護士らは「多くの消費者金融などの金利は利息制限法の上限を超えており、上限を超えた金利は払う必要がないことを広く知ってほしい」と話す。
　多重債務などの相談は、つくしの会（０８２・２２１・６４３３）。月〜金曜の午前１０時〜午後５時。【吉川雄策】

１１月１３日朝刊　

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041113-00000235-mailo-l34