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2004年11月13日(土) 12時00分

母子死傷直後「他社が劣る」=三菱がハブ比較、本当は最弱−国交省時事通信

 2002年1月に起きた横浜母子死傷事故で、当時の三菱自動車(03年に大型車部門を三菱ふそうに分社)が、原因となった欠陥前輪ハブの強度について、リコール(回収・無償修理)回避のため、他社製の方が劣るとするデータを作成、国土交通省に提出していたことが13日、分かった。
 三菱側は事故直後に実施した前輪ハブの強度検査で、日野自動車のハブは三菱製より20%強度が高いが、逆に日産ディーゼルは7%、いすゞ自動車は2%劣ると国交省に報告した。しかし、他社がこれに反発して独自の検証結果を同省に報告、同省も検証を行った。
 その結果、三菱側は1990年代に製造した問題の欠陥ハブの強度を、既に製造中止していた80年代の日産ディのハブと比較。他2社のハブについても鋼材の材質強度を低く評価するなどしていた。同省の検証結果では日野が78%、日産ディが27%、いすゞが21%、それぞれ強度が高かった。 
(時事通信) - 11月13日12時0分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041113-00000274-jij-soci