2004年11月12日(金) 02時01分
ボランティア名乗り取材=被災地・小千谷市で−関西テレビ(時事通信)
新潟県中越地震で被災した小千谷市塩谷地区の住民が11日に一時帰宅した際、関西テレビ(本社大阪市)の記者らがボランティアを装い、取材活動を行っていたことが分かった。現場では取材が認められておらず、同市は厳重に抗議。同社は非を認めて謝罪し、撮影テープを使わないことを約束した。
関西テレビによると、同社の報道部記者と協力会社のカメラマンら計3人が11日朝、ボランティア団体と同地区に入った。記者は取材が認められていないことを知っていたが、「ボランティア活動と被災地」という観点で住民の様子を撮影。市の職員にとがめられたため、身分を明かして取材をやめ、ボランティア活動を行ったという。同社の宮前周司総務部長は「被災者や関係者に深くおわびしたい」と話している。
(時事通信) - 11月12日2時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041112-00000963-jij-soci