2004年11月12日(金) 01時00分
「あなたは提訴された」=架空の通信料で請求はがき−女性、7百万円詐取・茨城(時事通信)
「支払いを拒否すれば、差し押さえ」。茨城県瓜連町のパート女性(54)の自宅に身に覚えのない通信料金を請求するはがきが届き、700万円をだまし取られていたことが11日、分かった。那珂署は詐欺事件として捜査している。
調べによると、はがきを送ってきたのは、県が架空請求事業者として公表し、注意を呼び掛けている「財団法人 全国債権管財組合」。
はがきには「電子通信料金未納分について裁判所に提訴され、当社が依頼を受けた。お支払いおよび出廷を拒否されますと、給料および動産物の差し押さえを強制執行させていただきます」などと書かれていた。
女性は、身に覚えがないと思いながらも今月1日、記載されていた「03」で始まる電話番号に電話。相手に「訴訟費用で38万円かかる」などと言われ、11日にかけて計9回、言われるままに計700万円を指定された銀行口座に振り込んだ。夫に相談せず、悩んだ揚げ句、預金を充てたという。
(時事通信) - 11月12日1時0分更新
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