2004年11月11日(木) 00時00分

交通切符を破って違反処理遅れ隠す 巡査長を懲戒処分 （中日新聞）

　酒気帯び運転の交通切符を誤記して破ったように装い、事件処理の遅れを隠そうとしたとして、県警監察官室は十日、第三機動隊の巡査長男性（２５）を公用文書毀棄容疑で書類送検するとともに減給十分の一、三カ月の懲戒処分にした。巡査長は同日付で依願退職した。調べでは、巡査長は当時の勤務先の佐倉署から機動隊への異動を翌日に控えた九月十三日、今年三月にあった酒気帯び運転違反の処理遅れが発覚することを恐れ、交通切符を署の当直室で破った疑い。

　巡査長は切符上部の通し番号部分だけを署に提出。「誤記したため破った」と説明したが、交通課の担当者が不審に思い調べた結果、違反処理の遅れが発覚した。

　酒気帯び運転違反について、同署は今月五日に書類送検した。

http://www.chunichi.co.jp/00/cba/20041111/lcl_____cba_____005.shtml