2004年11月11日(木) 11時15分
多重債務者、過払い利息で提訴(琉球新報)
県内の多重債務者約260人が12日、大手クレジット、サラ金業者24社を相手に、利息の過払金返還を求め、那覇地裁などへ一斉に提訴する。県内の一斉提訴は今回で3回目で、過去最大の規模。
過払金返還は任意和解を含めて340件、請求総額は2億500万円余となっている。同日は、全国各地でも1000件に上る過払金返還請求提訴や任意和解が申し立てられる。債務者を支援する沖縄クレジット・サラ金被害をなくす会(石原浩代表幹事)が10日、明らかにした。
同会によると、貸付金利(100万円未満で約28%)と利息制限法金利(年18%)との金利差分(年10%)が無効な利息で、判例によると無効な利息分は残元金に充当でき、返還請求ができるという。
同会が中心となっての県内一斉提訴は3回目。1回目は37件、2回目は164件だった。同会によると、9割が勝訴的和解を得たという。
(琉球新報) - 11月11日11時15分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041111-00000003-ryu-oki