2004年11月11日(木) 15時40分
1000万円の被害 オレオレ詐欺 広島の主婦(産経新聞)
広島市内の三十歳代の主婦が、夫が起こした交通事故の示談金などを名目に一千三十七万円をだまし取られるオレオレ詐欺の被害に遭っていたことが十一日、広島県警捜査二課などの調べで分かった。
調べでは、十日午前十一時ごろ、主婦方に広島県警の警察官を名乗る男から電話があり、「ご主人が赤信号で追突し、助手席の妊婦が破水して病院に運ばれた」などと夫の実名をあげて説明。電話には夫にふんした泣きじゃくる男や保険会社員役の女が登場、五百三十七万円の示談金の見積もりを説明したという。
主婦は、女が指定した首都圏にある都銀支店の口座に全額を振り込んだ。さらに主婦が帰宅した午後一時ごろ、再び女から電話があり「緊急手術が必要」と三百万円、「女性の子供が亡くなった。弁護士と話し合った結果、二百万円で解決できる」などの要求があり、主婦は全額を振り込んだという。
主婦が夫に確認し、偽の電話と分かったが、振り込んだ計一千三十七万円は引き出されていた。
(産経新聞) - 11月11日15時40分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041111-00000034-san-soci