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パチンコやパチスロで大当たりさせる方法を解説した「攻略本」を販売して得た売り上げを隠し、０２年分までの３年間に約２億４６００万円の所得税を脱税したとして、大阪国税局が、情報提供会社「プレンティ」（大阪市淀川区）の西岡正和社長（３３）＝大阪府豊中市＝を所得税法違反容疑で大阪地検に告発していたことが９日、分かった。重加算税を含めた追徴税額は３億４４００万円で、西岡社長は修正申告に応じているという。
西岡社長は国税局の査察を受けるまで一度も税務申告をしていなかった。初めて正規に申告した０３年分の納税額は３億３７００万円に上り、今年５月の公示では全国６８位、近畿８位の高額納税者に名を連ねている。
関係者によると、西岡社長は９９年ごろからパチンコやパチスロで大当たりしてもうける方法を分析した「攻略本」の販売を個人で始めた。パチンコ専門誌などに複数の社名を使って広告を出し、０２年夏からは「入会金のみ。情報代は攻略成功後でＯＫ」と宣伝して、売り上げを急増させた。入会金は１万〜５万円で、攻略法を使ってもうけたとする客からは１５万円の情報代を受け取っていた。
０２年１２月までの３年間の売り上げは２２億３０００万円に上り、６億９５００万円の所得がありながら申告していなかった。蓄えた十数億円は、トランクルームを借りて保管していたという。(11/10 03:05)