2004年11月10日(水) 00時00分

都のネット公売など紹介 税滞納対策に「徴収サミット」 （東京新聞）

　全国の自治体職員が税滞納対策について意見交換する「徴収サミット」が九日、都庁で開かれ、約五百人が参加した。ホスト自治体の都は、今夏に全国で初めて実施した差し押さえ物品のインターネット公売などについて説明し、参加者の関心を誘った。

　冒頭、石原慎太郎知事が「既存の枠にとらわれては何もできない。経験を披歴して実績を上げるよう努力願いたい」とあいさつ。続いて、都主税局の吉田裕計徴収部長が、インターネット公売や自動車税のコンビニエンスストアでの収納など都の取り組みを説明した。

　一方、福島県の担当者は、同県内の土地改良区が賦課金を支払わない農家の稲を刈り取って差し押さえたケースを紹介した。最後に、滞納者の自動車差し押さえを容易にするよう、道路運送車両法を改正することを求める要望書を国に提出することを決めた。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20041110/lcl_____tko_____001.shtml